数字の違いだけに非ず!MacBookのM1チップ、M2チップ性能比較まとめ

数字の違いだけに非ず!MacBookのM1チップ、M2チップ性能比較まとめ

2022年7月15日に「M2 MacBook Air」が発売されました。これは新型のM2チップを搭載しており、先代モデルと比較して処理速度が高速化されるなど、1歩先の性能を備えた次世代型ノートパソコンとして発表当初から高い注目を集めていました。

これまで「M1 MacBook Air」を使用していた方ならApple M1チップの利便性は感じているところでしょうが、これからMacBook Airを検討しようとしている方にとってはM1とM2の違いがなんなのか、よくわかりませんよね。

そこで今回はそのM1チップ、M2チップの性能を比較し、今後購入を検討している方に有益な情報となるよう、まとめていきます!

Apple M1,M2チップとは?

AppleM1チップ M2チップ 違いについて、それぞれの性能をまとめる前に大まかな違いをまとめておきます。

Apple M1チップは、2020年に初めてMacに導入された高い省電力性を採用したチップで、CPU、GPU、メモリ、ストレージ、セキュリティなど、あらゆるシステムの構成要素が1つに統合されています。

一方、Apple M2チップは、M1チップの後継として開発され、M1チップの弱点を補完するとともに、より高度なパフォーマンスを提供するように設計されています。

それぞれの性能の違いまとめ

CPU

パソコンの処理速度を判別する上で欠かせないのがデータの処理のスピードや、たくさんのデータを同時並行する能力を示すCPUです。レストランでいうところのコックの能力と表現できます。

M1チップは、最大8個のCPUコアを搭載していますが、M2チップは、最大20個のCPUコアを搭載することができます。さらに、M2チップはより高速なCPUコアを採用しているため、純粋な処理パフォーマンスが向上しています。

これにより、より高速なタスクの実行が可能です。また、M2チップはより多くのプロセスを同時に処理でき、並行処理のパフォーマンスも向上しています。

処理速度が速くなればそれだけで作業効率も良くなりますし、利便性は非常に高いと言えます。

メモリ

パソコンの処理速度を判断する上でCPUと同じくらい重要視したいのがメモリです。CPUをコックだと例えましたが、メモリは調理スペースのことを指します。

M1チップは、最大16GBまでの省電力で高速データ転送可能なメモリをサポートしていますが、M2チップはより高速で省電力なメモリをサポートしており、最大32GBまでのメモリを搭載することができます。さらに、M2チップは、CPUとメモリの通信がより高速にできるメモリバスを採用しているため、データの読み書き速度がM1チップに比べて向上しています。これにより、より高度なアプリケーションが使用できるなど、ハイパフォーマンスを発揮することができます。

GPU

画像処理の能力を示すGPUは画像や動画編集を行うことの多いMacBook Airにとって非常に大切です。

M1チップは、最大8個のGPUコアを搭載していますが、M2チップは、最大16個のGPUコアを搭載することができます。さらにM2チップはより高速なGPUコアを採用しているため、グラフィックス処理のパフォーマンスが向上しています。

これにより、より高度なグラフィックス処理を必要とする場面でも、スムーズな描画や高解像度のグラフィックスを実現することができます。

セキュリティ

M2チップは、M1チップのセキュリティ機能よりさらに高度な暗号化技術を採用しているため、より高いセキュリティレベルを実現しています。また、専用のセキュリティプロセッサを搭載しているため、ハードウェアレベルでのセキュリティを確保しています。

これらにより、データの漏洩やハッキングからより強固に保護されることが期待されています。

M1MacBook AirをM2MacBook Airに買い替えるべき?

これまでまとめてきたようにM2 MacBook Airは、M1 MacBook Airよりも高速なCPUとメモリ、GPUを提供することが期待されており、より高速にタスクを実行することができ、より高品質なグラフィックス処理が可能になります。

ただし、M1 MacBook Airを購入した場合は、仕事で高度な動画編集をするなど今よりもハイスペックなものを求めない限り買い替える必要はないと思います。そもそもある程度の処理であればM1チップで十分過ぎるほどのスペックです。

最後に

今回はAppleより発売されたM2 MacBook Airに搭載されたM2チップについてM1チップとの違いをまとめてきました。

そもそもM1チップで高性能を誇っていたところからさらに処理速度を上げ、ビジネスユースとしても十分すぎるスペックとなっています。

超軽量でハイスペックなMacBook Airであればオフィス、リモート関係なくビジネスで使用できるのは魅力的ですよね。